年金は今の収入の30%~50%しか受け取れないと思っているくらいが、ちょうどいい。

くろう君
フクロウくん、年金は僕たちの時代には受け取れるの?
ふくろう君
受け取れるんじゃないかな、現役の時の収入の3分の1から半分くらいならね。

 

くろう君
え、生活できない。
ふくろう君
え!使い過ぎ、貯めなさすぎ!そもそも、年金で暮らすことを前提にすることがまちがっている!
リタイア後の年金は所得代替率30%~50%を前提にして収支のバランスを整えよう!

 

実際のところ、年金はどのくらい受け取れると試算されているか?

年金はリタイア後の生活の3~5割を補填できるくらいを予定しているようです。

https://www.mhlw.go.jp/nenkinkenshou/report/index.html

厚生労働省が5年に1回出しているレポートがあります。

それを財政検証といいますが、年金がどの程度の水準で受け取れるのかということを様々なシミュレーションをしています。

今から40年後の2060年の段階で、

一番良くて52%、厳しめに見積もって44.5%の所得代替率分の年金を受け取れると試算されています。

 

所得代替率とは、年金を受け取り始める時点(65歳)における年金額が、現役世代の手取り収入額(ボーナス込み)と比較してどのくらいの割合か、を示すものです。

簡単に言うと、現役の収入に対して何%が受け取れるかという率のことです。

 

日本の平均年収が440万ですが、中央値が360万なので、

(※平均よりも、中央値の方が実態を表しているといわれています。)

360万×所得代替率44.5%=160.2万円

サラリーマンの厚生年金の場合は月13万円くらいです。

 

ただし、今後は働き方や雇用形態も流動化していくことも考えると、試算よりも低い数値になると想定しておいてよいかと思います。

そのため、

所得代替率30%くらいで想定しておく必要があります。

その場合、

年収360万×30%=108万

月9万の計算です。かなり厳しいため、このままでは生活できませんね。

以下、私たちができる選択肢を紹介します。

 

現実的な選択肢

①少額からでも非課税の積立NISAやiDeCoで資産形成を始めておく
②一生、細く長くできる仕事や副業を準備しておく
③固定費を減らす意識をもつ(家、車、保険)
④複数の収入を得られるように、勉強してキャリアアップをする

なんとなくで一人暮らしをしているなら実家に戻って世帯として固定費を見直したり、
専業主婦で働く余裕があればパートや自営業を始めてもいいし、
資産運用やキャリアアップを考えるなら勉強を始めるのが良いと思います。

 

結局のところ、

収入>支出となればよいので、
戦略としては単純で、以下になります。

Ⅰ 現役の時の30%で生活する(仙人)
Ⅱ 貯金を取り崩しながら、年金とバランスをとり生活する(今の人の戦略)
Ⅲ 年金+仕事で生活する(現実的戦略)
Ⅳ Ⅰ~Ⅲを網羅的に行って生活する(理想的戦略)

結論!! 年金は一つの収入源と考えて、それを補填するための貯金や収入を今から準備しよう!

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ABOUTこの記事をかいた人

フクロウくんは不苦労所得の達人です。 不苦労所得とは配当所得、事業所得、不動産所得、健全な労働所得のことで、落ち着いた日々を過ごせる人が増えるように情報発信をしています。 週3回午前中働いて、年収800万を理想としています。 住まいのあれこれや、料理なども好きなので、日々の生活の充実についても時々ブログで公開します。