こんにちは!フクロウです。
今日はおすすめの書籍を紹介したいと思います。
いちばん最初におすすめする本は、
『こころ豊かに生きるお金の入門塾』
中原圭介 エコノミスト/ファイナンシャルプランナー
目次
第1章 「幸せ」の形が変われば、「お金」の常識も変わる!
中原式こころ豊かに生きるための4つのステージ
第2章 ステージ1 「収入」と「支出」のバランスを学ぶ
第3章 ステージ2 人生の大きな買い物に失敗しない
第4章 ステージ3 賢い資産運用をおぼえる
第5章 ステージ4 子どもたちへのお金の教育
第6章 「成長しない時代」に幸せをつかむ 努力が報われる社会の実現に向けて
「日本で唯一、サブプライム危機を正確に予測したベストセラー経済評論家が贈るこれからの激動の時代に絶対知っておきたいお金の新常識!」← キャッチコピー
この本は、お金や人生の価値観などについて非常に大事なことが散りばめられていて、なおかつ読みやすいという入門書としては最高の1冊に数えられると思います。
漠然と
お金持ちになりたい!
と多くの人は言いますが、「なぜお金持ちになりたいか?」ということについては実は深堀していなかったりします。
人生の目的も含めて、整理してくれる良い本と思います。
さて、では中身に移ります。
お金の本質とは?
「お金は人生を豊かにする手段であって目的ではない」
これに尽きると思います。この本では一貫して、お金と人生における幸せについての話をしています。
豊かでみのりある人生をおくるために正しいお金の知識を身につける必要があり、
お金はモノやサービスと交換できるものにすぎず、幸せに生きるための道具であって、目的ではありません。
手段が目的化していませんか?
しかし、資本主義社会では欲望は限りなく膨れ上がります、
本書ではクレジットカードなどや銀行の手数料無料などを例にとって、自分が稼ぐ収入以上の買い物をしてしまう人間が多くいることを指摘しています。その先頭に立って消費を引っ張ってきたのがアメリカであり、サブプライムローン問題はまさに象徴的な出来事であったと書かれています。
より多くのモノが欲しい、お金が欲しいということは多くの人に共通することですが、
その欲望をコントロールしなければいけないと警笛を鳴らしています。
収支を意識化する
月々の収入と支出をざっくり把握している人はいますが、年間の収支や10年以上の長期スパンでの収支を意識している人は少ないと思います。そのため本書では、収支の意識化のために家計簿をつけて全体像を把握する必要があると述べられています。
そうすることで、
「いくら手元に入ってきて、いくら出ていくのか?」
を把握することができるので、無駄遣いも減るというのです。
またローンなどを組むときにも、しっかりとシミュレーションして、「支払い総額」を意識して、月々の支払いには何が含まれているかを把握する重要さを説いています。そして、価格ではなくて価値のあるものを買うことを推奨しています。
そして、投資においても、リスクとリターンを理解する必要があります。
資産運用が人生そのものになってはいけない
人生(健康)・家族>仕事>お金
お金より大事なものは何か?
現代の日本は低成長の時代です。戦後から右肩上がりを前提にした経済でしたが、
今後は右肩上がりを前提にしない生き方を見つけていく必要があります。
お金は交換するものであって、やりがいや生き方など広い意味での仕事(時間を削るもの)の方が大事であり、
健康な人生や家族はもっと大事といえます。
結局は努力した人が報われる!
先ほども触れましたが、これからの日本は低成長時代です。
これからのために子どもへのお金の教育が重要ですし、大人も「今日が一番若い日」なので幸せになるためにお金について学ぶ必要があります。
成長しない社会で、自分なりの幸せを確立する
ために、お金について学ぶのです。
モノがあふれて、情報もあふれている低成長時代に生きる子どもには、
やはり、
「我慢すること、ものを大切にすること」
のような基本的なことも分かってもらう必要があると筆者は言います。
そして、「本当に買う必要があるのか?」について考える力を育てる必要があります。
加えて、結局のところ、
本を読んだりして知識を得て、実行してみて、失敗してみて、様々な勉強をした結果として成功があり、
努力した人が報われる社会であると結論づけています。
「成功は偶然ではなくて、選択である」
という言葉がありますが、やはり、日々の積み重ねが現在と、将来の自分を決めていると思います。
当たり前のことではありますが、
小さな努力を積み重ねていくこと
が大事です。
以上、とても入門書としては深いところまで述べられていて、
なおかつ読みやすい本当に良い本なので是非手に取ってみてくれたら嬉しいです。
では、また!
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